ハイキング Vol.9−金剛山〜紀見峠
先週、雨で一回飛んで、3dayチケットを12月25日までに使い切らなければならない、というノルマの中、行ってきました大阪府の最高峰。
関西人にとって冬山登山のメッカですが、なかなかそれっぽい雰囲気が味わえました。
止まると寒いので、休憩もそこそこに歩き続ける様は、間寛平師匠のギャグ「止まると死ぬんじゃー!」のようでした。

2003.12.13

行程:
西中島南方−(地下鉄)−なんば−(南海)−河内長野−(南海バス)−金剛登山口・・・千早城跡・・・一本木茶屋・・・転法輪寺・・・葛木神社・・・湧出岳・・・ちはや園地・・・中葛城山・・・千早峠・・・タンボ山・・・紀見峠・・・国民宿舎紀伊見荘・・・紀見峠駅−(南海)−なんば−(地下鉄)−西中島南方

コースイメージ:
序盤の千早本道さえ乗り切れば、あとには楽しい尾根歩きが待っています。が、その千早本道がなかなかキツイ。スピードで乗り切ろうとしても距離が長いのでゼーゼーとなります。ゆっくり前方のお年寄りのペースに合わせて登るのが肝要。わたしは「ウサギとカメ」のウサギの気分を十分味わいました。
行程が長いので、特に冬場は時間配分に気をつける必要があります。

ワンポイント:
金剛山最高峰は、葛木神社の裏山の頂上(1125m)。バリケードがあったようなので、今回は登っていませんが、登る前には手前の社務所で一声かけた方がいいのかも。
今回(公称積雪3cm)、雪がそこそこあったのは、一本木茶屋〜中葛城山あたりまで。特にアイゼンなどの冬山装備がなくても、楽に歩けました。

歩行距離:約16.0km
歩数:32393歩
最高地点:1112m(湧出岳)
その日の夜の体重:78.2kg

便利なキップ:スルっとKANSAI 3dayチケット(関西限定版)\5000 第2日目使用
千早城跡への登り口

バスを降りていきなりこの階段はつらい。
という方には、少し戻って生活科学研究所前を通るルートもあり。城跡の先で合流します。
千早城跡

お客さんも少ないのに、茶店の方が周りを掃き清めていました。
まだまだ階段は続く。
社務所前広場

約1時間10分で到着。
すっかり雪に覆われていて、気温は0℃。
転法輪寺

このあとの行程の安全を祈願しました。(お賽銭付き)
葛木神社

家内安全を祈願しました。(お賽銭付き)
右手に裏山への登り口あり。
ダイトレとの合流点

右「吉野」、左「伊勢」と読みましたが、当たりかな?
湧出岳山頂

一等三角点「金剛山」です。ここにはすんなり到達したのですが・・・。
大阪府最高地点(1053m)

ちはや園地のはずれ(葛木神社寄り)にあります。
実は湧出岳など金剛山一帯は奈良県に属するのです。
すぐ近くの展望台

晴れていれば最高の景色が見られることでしょう。
でもあたりに人気なし。
ちはや園地中央広場

この天候では、腰を下ろす場所を探すのも大変。
「カロリーを補給しなければ危険」と考え、中央の屋根の下で一服。
中葛城山(のはずれ)

三等三角点「北山」が笹藪の中にあるはずなので探し回りましたが、下半身びしょ濡れになっただけで収穫なし。無念(>_<)

ここでササコギをやると、熊と間違われて発砲されそうなスリルも味わえます。
樹氷(っぽくなっています)

どこにピントが合っているのか、撮影者も不明。
本日会心の一枚

ガスの中に日差しが。
美しくていいのですが、日が差すと、枝葉の雪が溶け始めて「狐の嫁入り」状態に・・・。
千早峠

ダイトレの主要ポイントでは、歴史案内の看板が設置されています。
行者杉

祠の横に屋根付きの小屋があったので、昼食。
三角点を探すためにリボンを頼りに登った、
タンボ山(のニセ標識)

ウグイス会さん、頼んますよ〜!
本物はもう一つ先(西)の丘です。
で、こっちが本物
タンボ山山頂

二等三角点「石見川」です。ルートからやや外れますが、リボンを頼りに・・・。
頼りにしすぎると上のような「騙し」に合う可能性もあるので、読図のテクも必要。
西の行者堂

正面から撮ろうとしましたが、ガケです。
山ノ神の湧き水

ガイドにも載っていないので、由緒もないのでしょうが美味しかったです。
紀見峠

もともとは「紀伊見峠」と言ったようです。
看板後ろの坂道が、旧高野街道。
「高野山女人堂へ6里」

高野山への街道であった頃を偲ばせます。
三等三角点「紀伊見」

なかなかマイナーな場所にありました。
目印は「腰痛の神様」の標識
集落まで新興住宅地が迫っています。
この紅葉を見ると、「里に下りた」実感がわきました。
日帰り入浴情報:
国民宿舎紀伊見荘へ2回目の訪問。夜8時頃まで、大人400円で入浴できます。このコースで下りてくると、ちょうど紀伊見荘の前を通りますので、便利です。年末年始(12/30-1/5)は、日帰り入浴が17時終了との掲示がありましたので、ご注意ください。
おみやげ:
本来宿泊施設でお土産を買わない主義ですが、買えるポイントが紀伊見荘しかなかったので、ここでごま豆腐(\750)と松茸昆布(\630)を買いました。お味は並。
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