ハイキング Vol.8−高野山町石道
「あの〜すばーらしいーゴーマーをもう一度〜♪」(出典がわかる人はかなりの年齢?)
というわけで、再び高野山を目指します。
長丁場になり、季節柄夕暮れも早いので、なんと6:10(ゴルフ以外ではまず考えられない時刻)に起床。
寒がりの家内様は
布団の中から優しく見送ってくれました。(というわけで本日は単独行です)
前回(Vol.5)の時、「午前中にゲットすべし!」ということがわかったので、今回は下りコースを選択。まず買い物をしてから、行商人のように山を下りました。
ちなみにこの日は、前日からの雨が残る悪コンディション。出発前に家で朝食を摂りながらPCとにらめっこして、「降っても一時的に弱いもの」と判断、決行としました。(布団の中にいる決定権者が同行するとしたら「雨天中止」だったでしょう)
2003.11.30

行程:
新大阪−(地下鉄)−なんば−(南海)−高野山−(南海りんかんバス)−千手院橋・・・根本大塔・・・大門・・・矢立・・・笠木峠・・・神田地蔵堂・・・二ツ鳥居・・・雨引山分岐・・・慈尊院・・・九度山−(南海)−なんば−(地下鉄)−新大阪

コースイメージ:
とにかく下る。特にきついのは大門から矢立までと、雨引山分岐から慈尊院までの区間。登りコースだと時間を費やしそうです。
純歩行時間は下り(ひたすら歩いた実績)5時間45分、登り(資料から)6時間50分程度です。手持ち資料では、下りでも2日間に分けた行程が多いので、1日で歩くにはスタート時刻を早めにした方がよいでしょう。
道は整備されていますが、雨天時・雨天後はぬかるみ多し。このような時、スニーカーなどではまともに歩けませんので、トレッキングシューズ以上が必要。

ワンポイント:
町石道は、弘法大師が母君のために建立した慈尊院と根本大塔・奥の院(弘法大師御廟)とを結ぶ参道で、慈尊院・根本大塔間180町、根本大塔・奥の院間36町の1町(約108m)毎に町石が設置されたことから名付けられました。ちなみに古くは平安時代に卒塔婆を用いて町数を表したことが起源で、現在の町石は1200年代に20年程度かけて整備したそうです。
標識はほとんど完璧に整備されていますが、(下りの場合)標識がないところで間違えそうな場所が何カ所かあります。100m歩いて町石がなければ、引き返して確認を。
1.神田地蔵堂の先で、ゴルフ場13番ティーに出会う十字路は直進。しばらくカート道を歩きますが、すぐに山道になります。
2.柿・ミカン畑に出てしばらく、「やっと地道が終わったー」とほっとした地点では、正面の小屋右手に地道あり。もう少し地道に歩きましょう。
3.180町石へは、丹生官省符神社の境内を抜け、慈尊院に向かうのが正しいルートのようですが、境内に入らず直進しても慈尊院西門に到着します。
4.九度山駅に向かい丹生橋を渡ったところには標識がなかったようです。右折して車道を歩くと次の大きい交差点が駅入口です。

歩行距離:約22.0km
歩数:35457歩(距離の割に思ったより少ない。下りで歩幅が大きかったか?)
最高地点:848m位(大門)
その日の夜の体重:78.2kg

便利なキップ:スルっとKANSAI 3dayチケット(関西限定版)\5000 第1日目使用
            また買っちゃいました!
1町石

根本大塔から少し大門方向に歩くと右手にあります。
大門

前回Vol.5では暗くて撮れなかったポイントです。
この日はずっとこんな天候。暗くてなんだかわからない写真も多くありました。
袈裟掛石

ここからが高野山の結界。
この穴をくぐると長生きするという言い伝えですが、挑戦する気にもならないほど小さい。
(読めませんが)三里石

36町毎に1里を示す石も建っています。
紀伊高原CC

上級クラブでしょうか?
ロストボールは高級品ばかりでした。
神田[こうだ]地蔵堂

雨宿りさせていただきました。
二ツ鳥居(の看板)

本体の写真はガスで意味不明でした。
珍しい横に並んだ鳥居なので、紹介したかったんですが・・・
雑木林を歩き続けると、突然紀ノ川沿いの平野部が見えてきました。
ゴールが近いことを感じさせます。
畑の脇のむじんくん

柿1つ10円、ミカン小15個位入り100円。
柿を5個買いました。
天気がよい日なら絶景だろうなぁと感じさせる景色です。
夕暮れも近づいています。
みかんもたわわでおいしそう。
180町石

ここが町石道の起点。慈尊院から丹生官省府神社に至る階段の途中にあります。
あたりはかなり暗くなりました。九度山駅に到着したときには真っ暗でした。
今日のおみやげ:
高野山で有名な2店のごま豆腐を食べ比べてみようというコンセプトで出かけた今日の行程。
森下商店総本舗(千手院橋バス停前)と角濱ごまとうふ総本舗(愛宕谷バス停近く)でそれぞれ生ごま豆腐を買い求めました。持ってみると、同じ8個入りでも角濱のほうがずっしり重量感があります。でも値段はこちらの方が安いのです。
帰宅して箱を開けてみると、厚さが全然違う。形的には角濱のほうが精進料理として出てきそうな形です。裏を見ると、「あれっしわがない!」。前回のアレは何だったのでしょう。
で、お味は?
2つ並べて食べてみましたが、森下はこってり系、角濱はあっさり系とでも表現するのがいいみたいです。葛の量によるのでしょうか、かたさは明らかに違います。味は森下のほうがゴマの風味が濃いようです。
家内は総合判定として、森下に軍配を上げましたが、最終的には食べる人の好み次第でしょう。よって引き分け〜!
ここでちょっと内緒話。どの店も通販や百貨店では表向き、パック物しか取り扱っていないようですが、角濱でおたずねしたところ、「翌日午前指定でお届けできるエリアなら、宅配しますよ」とのこと。購入方法の選択肢が増えました。
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